
河野一郎とは
NHKの大河ドラマ「いだてん」で登場した、政治家である。朝日新聞社の記者であった。
大胆かつ無頼な性格で、人気を集め、「横紙破り」とも言われるほどの大胆な実力があった。
1955年、自由民主党に入り、河野派を結成。大きな影響力を持った。
神奈川県に権勢があり「河野王国」とも呼ばれた。
鳩山一郎内閣で農林水産大臣を務めた。日ソ漁業交渉、平和条約交渉で、フルシチョフと対等に渡り合い、日ソ共同宣言を成立させた。他にも岸信介、池田勇人の内閣で、建設相、経済企画庁長官、オリンピック担当相を務めて活躍。
右翼に一度、自宅を焼き討ちされている
池田亡き後に、後継者の候補となったが、佐藤栄作に座を奪われる。
河野さんの特徴と容姿
ゆったりとした体躯で和服が良く似合う。眉と目の広さ、大きな鼻や口と首は大らかで温和な雰囲気。仲間に慕われる政治家としてふさわしい。
脈々と続く河野派の政治家
参議院議長を務めた河野謙三さんは弟である。
また息子は自民党総裁、副総理を務めた河野洋平さん、孫は、衆議院議員の代議士、河野太郎さんである。
政界きっての実力と人気がありながら、総理の座を取れない一族と揶揄されているが、孫の太郎氏の政治的センスは尖鋭的かつ度量は広く魅力的で、若者にも人気が絶えない。令和の時代に河野家の総理が期待される。