
第56・57代総理大臣、岸元首相とは
山口県出身、岸信介は後の61~63代総理大臣、佐藤栄作の兄である。また平成、令和の長期政権の総理大臣、安倍晋三さんの祖父でもある。
国家主義者でタカ派で一貫していた。
鳩山一郎の後の後継者候補であった。
石橋湛山が倒れ短期政権に終わった後、岸は首相代理を務めた後、正式に総理大臣となった。
岩戸景気が起こり、この時代は日本の景気が回復し、戦後の復興、高度成長期へと進んでいった。
日米安保条約を自民党が単独で採決し、安保闘争が起こる。学生を巻き込み、日本国民560万人が参加した。
岸はその中でもケロリとしていた。現在の安倍政権に対する罵詈雑言の中でも平然と答弁できるメンタリティは岸の血筋ともいえる。
岸信介の特徴と容姿
パッチリした目や下がり眉は、現、安倍晋三さんや佐藤栄作さんと似ている。
一見優しそうだが、意思の強さ、負けず嫌いの性格が大きな分厚い口元に出ている。
引退後も政界に影響を与えたことから妖怪と呼ばれていた。
エピソード
東条英機内閣時に大臣を務めていたのでA級戦犯候補として戦後、収監されていた。
そのせいで、戦犯者と罵声を飛ばされることもあった。
士族の出である母親がスパルタ教育の人で、弟の佐藤栄作と共に厳しく育てられた。そのかいあって、海軍兵学校では創立以来の秀才と言われた。東京大学でもトップクラスの成績だったという。