田中義一とは

陸軍大学校出、長州出身の総理である。山縣有朋にかわいがられた、最後の長洲系総理である。

陸軍総裁から総理になった、陸軍系の総理大臣。

軍国主義の台頭と共に黒い噂(政治資金を陸軍より流用したかも疑惑)のある軍人宰相ではあった。が、昭和天皇を慕い、実直な性格であった。

日本共産党の大規模な一斉検挙を行う。

高橋是清蔵相と共に金融恐慌を治めた。内閣の役職には吉田茂や鳩山一郎など、戦後の主要政治家が入っていた。

中国外交に力を入れていたが、満州の関東軍の暴走を止められなかった。張作霖暗殺事件が勃発し、それを昭和天皇に責められ、辞任。

そのショックもあってか、3ヶ月後、狭心症で死亡する。

戦前の首相、田中の特徴と容姿

優しい目で初対面の人にも親しげに話しかける性格。

在任中に礼服を沢山作った。羽織やモーニングなどコスチュームをとっかえひっかえして楽しんだ。そこが成り上がりぽいキャラである。

インテリとはほど遠い田舎の宰相という雰囲気であるが、気さくで飾らない性格で庶民に人気であった。

エピソード

「おらが」「おらが」という方言丸出しなので”オラが大将”というニックネームである。

現サントリーの会社が作った「オラガビール」は田中義一のこのキャラからネーミング発売されたものである。

昭和天皇が叱りすぎて内閣総辞職、退任後すぐ心労で亡くなったので、陛下は自分のせいかと随分と後悔なさったようだ。

松本清張の「昭和史発掘」に田中義一のきな臭いエピソードがおもしろい。さかのぼれば「ゴールデンカムイ」の金塊のような話もある。

田中義一の素朴な性格ゆえのエピソードである。