第40代首相、東条英機とは

戦中の陸軍の総理大臣の首相は多いが、真打登場(東条) だじゃれ ?である。

熱烈な愛国主義者であった。対アメリカ強硬路線派である東条英機。彼のせいで日米開戦になったと思われているが実態はどうやら違うようだ。後世にはヒットラーと並ぶ極悪人であるという印象が作られたがそこまでのカリスマはない。

東条英機はあくまで実直で真面目な忠臣であった。

映画「プライド」は津川雅彦主演の東条英機の物語である。

近衛文麿内閣が解散した後の宰相の座は断りたかったが、適任がおらずその座についた。天皇からの対米戦争の回避の意向をうけ、天皇崇拝の東条は自分の意を翻し日米和平交渉を試みていたのである。

しかし時すでに遅しでアメリカからハルノート(最後通牒)を突き付けられ、太平洋戦争に突入した。

東条内閣では総理大臣と共に陸軍・内務大臣をも兼任したので「東条幕府」とも言われた。ワンマンというより能力が高かったのだろう。 米英戦争に勝利せんと獅子奮迅の努力をしていた。

それを権力集中ととった、重臣の岡田啓介や岸信介らに妨害され1944年、東条内閣は総辞職する。

東条内閣が続いていたらろうだったろう?日本は敗戦しなかったろうか。折しもフランスノルマンディーに連合国が上陸し、ナチスドイツは終わりが近かった。

終戦は運命だった。東条内閣なら少しは終戦が延びたかもしれないが、民衆の飢えや犠牲は増えていたような気がする。

東条元首相の特徴と容姿

戦後の東京裁判の映画で、頭をはたかれる場面はよく見るが、陸軍ならではの坊主頭である。

小磯国昭といい阿部信行といい、陸軍はどうして坊主なのか。海軍の米内光政は特に坊主ではなく女性にモテた。

どうして陸軍はモテないのにこの頭やファッションだったのか。マッチョな陸軍文化でこの坊主頭が流行したのだろうか。

東条のこの坊主頭、丸眼鏡、髭、そしてカーキ色の軍服こそ日本軍の象徴のようだ。このプロトタイプの容姿は時には愛国者には礼賛され、時には戦争犯罪者として悪辣なキャラクターと思われた。

残る写真は暗く、陰鬱で、絵を描きながら、気が塞ぐ。

歴史が変わるとともにこの人への評価もゆれ動いていく。

エピソード

シャムネコを飼っていた。ヒットラーは犬好きだったのだが、東条は猫が好き。ネコ好きには悪い人はいない気がする。 お酒も飲まず、子供にも優しい人であったという。

政敵を激戦地に送り込むという非情さ卑怯さがあった。どちらが本当の姿なのか。

メモ魔で細かい性格。

戦後は 自ら命を絶つと表明していたが、拳銃自殺に失敗し、 A級戦犯として巣鴨プリズンにいた。

この自決の失敗、さらには、いつも砂糖の塊を持って舐めていた姿をリークされた。戦後にそれが暴露され、東条は敗戦のスケープゴートのように批難されるのである。