第68・69代、大平元首相とは

政争の局面で、衆議院を解散し、衆参同日選挙とした。その運動の最中に急逝した。70歳没。 香川県、東京商科大学(現在の一橋大学)出身。

2019年11月4日の日本経済新聞「今ふたたびの大平研究会」と芹川洋一氏が論説された。昭和53年~大平内閣は「地方創成」「ワークライフバランス」「APEC」など未来を見据えた考え方で政策を進めた。現在は当然とされる考え方であるが、 当時はしっくりこなかったが。新しすぎたのだろう。

大平首相は先見の明があったのである。

大平正芳の特徴と容姿

細い目が優し気であるが、眼光が鋭い。アゴやエラはがっちりしていて、猪首。唇も鼻も大きく、大らかなリーダーらしい容姿である。

身体が大きく落ち着いてゆったりしているので、愚鈍に思われ「讃岐の鈍牛」 とあだ名がある。

が、外見の印象とは反対に卓越した知性・高い理想・国際的視野の広さがあった人で、やがて回りは魅了されてほれ込んだ。人格者でもあり、立腹したりもしなかった。

酒もたばこもやらなかったのに、突然死した。理由は不整脈だという。政治に精力を傾けすぎ過労だったのか。政争派閥の醜い混乱が大平を蝕んだといえよう。

エピソード

読書家として知られ、著述も多い。クリスチャン。

歌舞伎の板東玉三郎のファンで講演会会長も務めた。

国会での演説や答弁のさいに「あーうー」と言うので「アーウー宰相」と呼ばれていた。

香川県の出身ならではの「うどん」好き。「ざるうどん」の名づけ親で知られる。