マリー・アントワネットの似顔絵イラスト

マリー・アントワネットとは

フランス王ルイ16世の妻、マリーアントワネット フランス革命で断頭台に消えた悲劇の王妃と言われている。

日本では非常に人気のあるキャラクターである。

池田理代子氏の大ヒット漫画「ベルサイユのばら」の主人公として非常に親しまれているからだ。

オーストリアのマリアテレジアの娘で、14歳の時にフランス王宮に輿入れした。

スウェーデンのフェルゼン伯との醜聞、当時の貴族、王族の浪費の象徴のように憎まれ

パンがなければケーキ(ブリオッシュ)を食べたらいい

という名言があるが、それは実際に発言したものではなく、デマであったらしい。「オーストリア女」と民衆に嫌われ、多くの諷刺画が残っている。

しかし、実際は、王室の儀式をいくつも撤廃し、簡素化したという功績もある。保守的な慣例を失くしたことで、貴族たちにも反感を買い味方されなかった。それもギロチンに消えた要因の一つではないか。

マリー・アントワネットの特徴と容姿

映画や漫画にも登場するルブランという女性画家の手による肖像画。

当時の豪奢な衣装やヘアスタイルをふんだんに取り入れている姿。マリーアントワネットは最先端のファッションリーダーとしての存在であったのだろう。

アッシュシルバーのカツラ、色白の頬のピンクといい、口元がかわいらしく、無垢のようでいて、どことなく高慢な印象がある。

やはり、当時の世相や社会に嫌われたのは、それなりの浅はかさがあってのことと思われる。

本人は無垢で知恵がなかっただけという悲劇性はあれど、なんとなくモヤる容姿なのだ。

アントワネットは多くの映画や小説、漫画の題材に

マリーアントワネットを題材にしたコンテンツは多く作られている。

シュテファン・ツヴァイクの「マリー・アントワネット」という小説は、池田理代子氏の「ベルばら」に影響を与えたという。

最近では「イノサン」というフランス革命を題材にした漫画でも、マリーアントワネットは矛盾が多く魅力的なキャラクターとして描かれており目が離せない。