清浦奎吾(きようらけいご)の似顔絵イラスト

第23代首相 、 清浦元総理 とは

”奎”の字が難しい…。熊本出身。

学歴も人脈も軍閥コネもまったくないが、人気もまったくなかった。

なぜ総理になれたかというと、山縣有朋にかわいがられ、いつの間にか首相になっていたのである。

貴族出身者ばかりを大臣にして、非難されたったの5か月で終了内閣。

歴代内閣でも人気のない総理として5本の指に入るだろう。

普通は新しい総理が出ると新聞の号外が出るが、清浦に至ってはマスコミは沈黙していた。そのくらい、メディアにも庶民にも人気のない人であった。

清浦奎吾の特徴と容姿

どの写真もぼんやりした御爺さんという風情である。

若い時もどうにも覇気がない。人気のない人はやはり顔にもそういう感じがあるのだった。

イケメンとは言わないまでも、せめて笑うなり怒るなりのどちらかにしたら、少しは個性が出て政権が続いたかもしれぬ。

下はヤフオクで出た昔の似顔絵だが、清浦の少々間抜けた雰囲気の特徴を捉えている。

エピソード

寺の坊主の五男として生まれる。そのせいか質素な人で、出世してもボロい足袋を履いていた。

人前に出るTPOもロクになかったのかもしれない。いくら質実剛健を美徳としても、足袋がひどいのはいただけない。現代でいえば、スーツで議会に登板しながら、靴下に穴が空いているようなものだ。

鰻香内閣(ばんこうないかく)とも呼ばれていた。

ウナギの香りばかりして、実がない、という意味である。