の似顔絵イラスト john-adams-portrait

ジョン・アダムズとは

ハーバードを卒業した弁護士、ジョンアダムスは、ワシントン時代の副大統領であった。

元々ヨーロッパの外交官であり、アメリカ独立戦争の終結条約を締結させた。またフランスとの関係が危うくなったとき、海軍を設立した。よって「海軍の父」とも呼ばれている。

こうした外交官らしい活躍でアメリカの基礎を整えたが

後半、外国人の移民に不利な治安法を成立させたが、それが人気を下落させた。その法は政府への批判をしにくくし、外国人を排斥するものであった。こうした保守的な守りの法にアメリカの民衆は反発した。

自律的な移民の権利を是とする感覚。いわゆるアメリカ特有の自由な民主的な気風は、この時代に息づいていた。

現在は反対の傾向で保守的、アメリカも老いたのだろうか。

ぽっちゃりフワフワ

前任のワシントンが、軍人らしい豪胆でカリスマ的な容姿だったのに対し、アダムスの容姿は対照的だ。

曲線的で丸い。文系インテリである。

御茶ノ水博士のような頭とフワフワの踊る髪の毛。ゆるキャラっぽい。色白で気難しい。

イギリスからの独立戦争から次の段階、建国の過程の法整備や税などに転換していった。

戦争ではなく、国造りの基礎に対策が必要であったのだろう。容姿でもその指導者選びの変節が分かる。

合わない入れ歯をしていたそうだ。そのせいで何を言っているのか分からないシーンが多かったらしい。口元が確かに歯がゆるい感じのおじいちゃんの雰囲気がある。

レーガンさんが登場するまで大統領長寿ナンバーワンだった。90歳まで生きた。当時としてはすごい長生きの部類である。

奥さんインテリ&フェミ

ワシントンの妻もそうだが、ファーストレディーはアメリカの伝統である。大きな影響力を持つ、知性と采配はアダムスの妻もであった。

賢夫人とも言われ、ボストンの牧師の娘だったアビゲイル。

女性の権利向上のため、夫のアダムスに意見書を贈り働きかけけた。その活動は、アメリカのフェミニズムの先駆けといえる。

次男のジョン・クインシーは6代目大統領となったが、母であり妻であるこの賢い女性の影響力がはずせない。